山田農園

山田農園

漢方米(アキサカリ)
徳島県

畑で出来たものは全て畑に帰し、施すものは足らないものを少しだけ。無理なく自然と共存する方法。
Review

健康に導く機能をもつ「メディカルライス」に認定された漢方米

初夏のある日、徳島県海部郡海陽町にある田植えが終わって間もない山田農園に伺った。

2006年から化学肥料や農薬を使わない漢方栽培

水が張られた田んぼ

20年苦しんだ花粉症が消えた

山田さんはUターンで実家に戻り2006年から化学肥料や農薬を使わない漢方栽培でアキサカリを育てている。当初、どうにか農薬を使わずに育てられないか試行錯誤しているとき、「栽培している農家の方が病気にならなくなった」と聞いて漢方でお米を作るアルム農材と出会った。

漢方農材で栽培し自身も食べ続けて1年くらい経った時、それまで20年苦しんでいた重い花粉症がなくなっていることに気づく。その後この米を販売した個人客さんからも、やはり一年くらい後に「子供のアトピーが治った」「風邪をひかなくなった」などの声が届くようになったという。

「漢方米」として口コミで広がり、癌で闘病生活を送る有名女優にも届き、その友達の輪も広がって、首都圏を中心に健康志向の高い人に直接販売するようになった。
品質認定証

メディカルライス協会※1が認定

2023年、山田さんの「漢方米」はメディカルライス協会※1が認定している機能性玄米「メディカルライス」の原料米に選ばれた。山田さんは漢方米の良さが科学的に立証されたことを喜んでいる。

また、漢方米は医学博士、渡邊昌博士の著書「玄米のエビデンスⅡ」の中で紹介された。また、徳島新聞にも掲載された。

メディカルライス認定米の中でも特に注目されている。

※1 メディカルライス協会は医学博士や農学博士らが運営し、食物繊維やコレステロールを低減させる効果がある機能性成分があり、低タンパクの玄米をメディカルライスとして認定。タンパク質の摂取を制限する必要がある透析患者らの食事療法や、腎機能低下の予防などに役立てることを目指している。
カブトエビ

カブトエビが自然発生する
理想の田んぼ

山田さんの農法の特徴は、自然の環境を充分に生かしていること。その大きな特徴は、近くを流れる清流の水を引いた田んぼで大量に発生しているカブトエビだ。

カブトエビは田植え後の田んぼの水をかき混ぜて水を濁らせ、日光を遮って雑草の発生を抑える効果があり、理想的な有機農法の一つとされている。

しかしカブトエビはミネラル豊富な自然の環境を好み、化学物質など人工的な環境では他からカブトエビを持ってきて放してもすぐにいなくなってしまう。そのカブトエビが、山田さんの田んぼでは毎年自然発生するそうだ。

漢方農材を使い始めてからトンボやミズスマシなど水生生物の数が格段に増えたと言う。自然の恵みを大切に守る素直で健全な栽培がここにあった。

使用農材

  • アルム純
  • アルム凛
  • アルム顆粒