ルンビニ農園
コマツナ
広島県
50連作したが不作は無し。土の体力に注目したら結果が付いてきた
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広島市北部でコマツナを中心に葉物野菜を年間通して栽培。
若手農業者@ランドグループのリーダー、ルンビニ農園の今田さんをお伺いした。
土作りに試行錯誤し挫折した過去
今田さんは、日本3大漬菜である広島菜産地の出身。両親の田畑とは別に新たな土地での農業を始め、コマツナ栽培で大きな成功を収めた。ハウス一面を埋め尽くすように育つコマツナの、シャンとした葉立ちが栽培技術の高さを示している。
そんなルンビニ農園で、独立し約2年たった頃、同じように作物を作っても、14~15作目でコマツナが全く育たなくなったのだ。
土に体力が無いことを痛感した今田さんは、さまざまな農業資材を試したという。土が弱るから、なるべく薬剤は使いたくない。最小限の資材で試行錯誤をつづけた。
紹介で出会ったアルム農材
土作りで試行錯誤の日々、ある人の紹介でアルム農材に出会った。
それからというもの、年8作のコマツナ栽培で、毎回作付けごとにOKY-999をたっぷり投入している。畑は休むことがないが、それでも収穫量など安定感が増した。さらに、病気は減り、その分食味も上がっている。
「もう50連作したが不作はなし。土壌消毒などの土への農薬はなしで行けるようになった」
と今田さんは誇らしげに言った。
成果が認められる日
コマツナは、鮮度の持ちが全く違うと評価され、東京の「成城石井」へも出荷されている。
また2019年3月、週刊ダイアモンドが特集する「儲かる農業」に中小キラリ農家として、全国第2位として取り上げられた。
今田さんは、現在、伝統野菜である広島菜の復活に熱く取り組んでいる。鮮度長持ちが一目瞭然のコマツナ
左:ルンビニ農園 右:県内他農園