緑が美しい旬のソラマメ、その魅力。 *栽培の基本とアブラムシ対策*
翡翠色のソラマメ、その魅力。
初春に旬を迎えるソラマメは、翡翠色とも言われるその美しいグリーンや福々しい形、食べた時のふわっと広がる特有の風味と微かな甘みなど、どれをとっても素晴らしく魅力的な作物です。しかも生の空豆は一年中手に入るわけではなく、限られたこの時期だけというのも特別ワクワク感がありますね。
今日はそんなソラマメにフォーカスしてみましょう。
そら豆の旬は4~6月。収穫の時期によってもおすすめの食べ方は異なります。
4月ごろは豆が若くてみずみずしいので、まずは、塩ゆでやサヤごとの丸焼きなど、シンプルに味わうのが一番。
次にガーリックソテーや天ぷら、春野菜のパスタなど、意外に幅広いレシピで楽しむことができるので、新しい美味しさにチャレンジするのも楽しいですね。
収穫期の最後には、水分が減って皮が厚くなりますが、豆の風味が強くなって、ポタージュなどにすると、これまた美味しくいただくことができます。
ソラマメの嬉しい栄養
- 糖質とタンパク質が主成分のソラマメは、すみやかにエネルギー補給できます。
- ビタミンB1が多く、疲労物質である乳酸を分解し、エネルギーを効率よく燃やします。又アルコールの分解を助ける働きもあるので、お酒のおつまみにもピッタリ。
- 葉酸や鉄分も豊富で、その鉄分の吸収を高めるビタミンCも多く含んでいるので、貧血改善や美肌効果、免疫向上などが期待できます。
- ソラマメに含まれる「レシチン」という成分は、血液中のコレステロールを減らしたり、脳の活性化に働きかける性質があるといわれています。
などと、実に豊富に栄養成分のつまった魅力的な作物なのです。
ソラマメ栽培の基本「土」と「根っこ」
連作障害が多いと言われるソラマメ栽培では、できれば4~5年はマメ科野菜を育てていない畑を使う方が良いとされていますが、そういう畑地がない場合などは、しっかりと土づくりを行います。水はけ水持ちの良い肥沃な畑をつくるためには、日頃から質の良い有機質の堆肥をたっぷり入れて土づくりを行っておくことが大切です。
又、ミネラルを補充して土のバランスを整えてやれば連作障害を軽減することができます。
有機JAS別表適合の「OKY-999」と「Dr.放線菌」で微生物バランスを健康な状態に整える土づくりを行い、その上で「アルム真」を定期的に潅水することで、根張りの力がミネラルを充分に吸い上げてくれるため、元気なソラマメを育てることができます。
ソラマメのアブラムシ対策ポイント
ソラマメでよく問題となるのがアブラムシです。色々な病害もアブラムシが媒介するものが多いので、この対策はとても大切な管理となります。
「アルム凛」は、プロ農家さんがアブラムシ対策に、シルバーマルチ(キラキラが嫌いな性質を利用)との併用を効果法として使用されています。「アルム凛」は天然生薬原料の保護材なので、ポイントは事前に散布すること。
発生してしまってからでは薬剤で防除するほかありません。ソラマメの花の開花前と、花が咲いて鞘ができた頃が使用する適期です。
要領をつかめば無農薬でおいしいソラマメを収穫することができます。イタリアの家庭ではサヤまで料理して美味しく食べるそうですが、そんなことにもチャレンジできますね。
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座右の名 : 水五則
趣味 : 読書、写真、散歩