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サラダイノベーションってなに?

最近良く見かけるようになった養液栽培レタス。その中の一つにオランダの種苗会社が作ったブランド「サラノバ」:サラダイノベーションがあります。

(※養液栽培とは、水耕栽培などのように土を使わずに、肥料を水に溶かした液(培養液)によって作物を栽培する方法のこと。)

これは、オランダからやってきた新しい農業ブランドの形。土を使わないので有機栽培の範ちゅうには入りません。しかし、連作障害や病害虫の心配がないので無農薬栽培が可能です。栄養素が気になるところですが、栽培技術しだいで土耕栽培と変わらない栄養をもっています。

養液栽培で作られるレタスたち

大規模な設備が必要なので、初期投資が大きくなるというデメリットもある反面、気候の影響を受けにくく、土づくりのように時間がかからずスピーディーに野菜が作れるところがメリットです。主に大手資本によって参入が広がっています。

サラダイノベーションを使った商品

培地がついたまま袋に入れられて販売

上記写真のサラダ菜「サラトリオ」は、3種類のレタスが1つのポットで育てられ、培地ごと袋に入って販売される、ちょっと珍しいカタチ。
これはオランダの種苗会社ライク・ズワーン社が開発したレタス品種群のブランド「サラノバレタス(サラダ革命=Salad innovationという意味が込められている)」の一つで、生産にはライク・ズワーン社との契約が必要です。(その販売にも当然様々な規定が設けられています。)

サラトリオのブランディングとして注目すべき次の3つ

① 3種のレタスを1つのポットで栽培することで、根元部分をワンカットするだけで全ての葉が外れ、そのままサラダなどに使える。
… この手軽さは魅力的。結構な時短にもなる。
② 培地がついたまま販売されているので、やわらかくて繊細なレタスたちが、新鮮なままで長持ちする。
… 新鮮さ長持ちは大きな商品価値。
③ 色々なレタスの色や形がミックスされるので、綺麗で楽しく、ネーミングも分かりやすくて可愛い。
… 美意識の高い若者に受けそう。

食卓に必ず欲しいひと皿のサラダ

それぞれにちょっとした工夫で現代人を引き付ける要素を持たせてあります。

もちろんレタス自体のおいしさが無ければなりません。養液栽培システムの完成されたノウハウが必須要件となります。そして、市場や人を見つめて工夫していくことが大切です。

養液栽培でブランディングしたいと思ったら!

水耕栽培などの養液栽培では、発根やそれに伴う栄養吸収力が課題となります。

アルムでは養液栽培用に適した活性材をラインナップしています。(一般向けのネット販売は行っておりません。)

この活性材を利用すると、養液栽培ではできにくい吸収根を豊富にするため、栄養吸収力がアップして製品に大きな違いが出ます。漢方農材使用でブランディングにもお使いいただると、パートナーの皆様にはご好評いただいています。

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