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Dr.放線菌はミカン栽培での農薬散布として効く?

Dr.放線菌について質問です。
放線菌について調べると昆虫の殻や卵のキトサンを食料として食べるということでした。
となると、ミカン栽培での農薬散布としてサビダニやカイガラムシ、もちろん各種カビ菌などにも効くと思いますが、
実際のところどうなのでしょうか。

ご指摘の通り放線菌はキチン質を非常に好みます。よって弊社でも基質としてカニ殻を利用する場合があります。

土壌内のフザリウム菌などは菌壁がキチン質で構成されており放線菌はそれを感知して分解酵素を分泌し、菌糸の成長を阻害します。

昆虫の殻や卵殻にもキチン質はありますが放線菌はこれらの死骸でないと対応しません。

 

弊社の資材形状はマッシュタイプ(たい肥タイプ)ですので土壌への対応品です。葉面散布等はできません。

液体タイプの放線菌があったとしても生体のダニ・カイガラムシには条件的に効果は薄いと考えます。